エレベーターには、各階の乗り場に設置されている外側の扉と、カゴと一緒に動く内側の扉があります。
停止階では両方の扉が連動して開くので、その両方の扉が閉まらないと、エレベーターは動かないしくみになっています。
たとえば、扉の間に小石がつまって扉が閉まらない場合は、安全のためエレベーターは動きません。
扉が閉まらないと動かない!?
乗り場側の扉の安全ロック機能
乗り場側の扉が閉まっている状態のときは、基本的にロックがかかって開かないようになっています。
カゴが到着したときに、カゴ側の扉に設置されているインターロックスイッチが乗り場側の扉のロックを機械的に解除するしくみになっています。
なので、カゴが到着していないフロアの乗り場側の扉が不用意に開くことはありません。
また、エレベーター内にはスプリングやおもりの作用で、扉は常に閉まる方向への負荷が働いています。
カゴが到着していない状態で扉が自動的に開くことはありません。
カゴが到着したときに、カゴ側の扉に設置されているインターロックスイッチが乗り場側の扉のロックを機械的に解除するしくみになっています。
なので、カゴが到着していないフロアの乗り場側の扉が不用意に開くことはありません。
また、エレベーター内にはスプリングやおもりの作用で、扉は常に閉まる方向への負荷が働いています。
カゴが到着していない状態で扉が自動的に開くことはありません。
乗り過ぎを防止するシステム
エレベーター内の定員オーバーを原因とする故障や事故などを未然に防ぐために、カゴには過荷重を検知する装置が設置されています。
定員オーバーなどの過荷重が感知された場合は、セーフティ機能が働いて扉の解放状態を保つとともに、お知らせブザーなどで過荷重をお知らせします。
定員オーバーなどの過荷重が感知された場合は、セーフティ機能が働いて扉の解放状態を保つとともに、お知らせブザーなどで過荷重をお知らせします。
最上階と最下階に行き過ぎ検知システムを設置
さらにエレベーターの安全性について述べるなら、最上階と最下階への行き過ぎ検知システムが設置されていること。
エレベーターの故障などによって、カゴが最上階または最下階の停止位置を行き過ぎてしまった場合、2段階に設置された検知システムがその誤動作を感知し、減速または停止を行っています。
エレベーターの故障などによって、カゴが最上階または最下階の停止位置を行き過ぎてしまった場合、2段階に設置された検知システムがその誤動作を感知し、減速または停止を行っています。